プロジェクトの概要

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アジア諸地域における仏教の多様性と
その現代的可能性の総合的研究

中国・インドを初めとするアジア諸国が国際社会において果たす役割は近年ますます増大しています。アジア地域の特色として、ヒンドゥー教・イスラーム教・キリスト教・仏教・儒教・道教など有力な宗教が並存する宗教的多元性が挙げられます。宗教間対立はしばしばこの地域の社会の分裂と抗争の要因と見なされますが、歴史を遡ると複数の宗教の地域的共存の事実が見いだされます。

一方、アジア各国に多様に展開した仏教の中心には、異なる価値観を認めたうえで集団として共存しようという行動原理があります。

本プロジェクトは、様々な形の宗教的非寛容に由来する現代アジアの、ひいては地球全体の抱える諸問題の解決のために、アジア各地に展開した仏教の歴史と現実を多角的・総合的に解明することにより、仏教の持つ現代的意義とその可能性を追求します。

本プロジェクトは仏教伝播の地理的・歴史的実態に即し、3つのユニットを設けます。ユニット1(南アジア地域班)は、宗教的多元社会であるインド圏と東南アジアの仏教の現状と歴史的背景を明らかにします。ユニット2(中央アジア地域班)は、中央アジア・チベット・モンゴルで仏教が果たしてきた役割と未解明の歴史を明らかにします。ユニット3(東アジア地域班)は、東アジア各地で展開した仏教の歴史的特質と現代的課題を探ります。

アジア仏教文化研究センター

龍谷大学