研究活動

研究活動

2017年度 グループ1ユニットA 第1回セミナー

報告題目薬師寺声明の世界~花会式の美~
開催日時2017年7月7日(金)13:15~14:45
場所龍谷大学深草学舎顕真館
参加者215人

■実演者:

村上太胤(法相宗大本山薬師寺管主)

加藤朝胤(法相宗大本山薬師寺執事長)

大谷徹奘(法相宗大本山薬師寺副執事長)

倍巌良明(融通念仏宗法徳寺住職)

安田奘基(法相宗大本山薬師寺執事)

加藤大覚(法相宗大本山薬師寺録事)

■解説者:加藤朝胤(法相宗大本山薬師寺執事長)

■共催:龍谷大学宗教部

 法相宗大本山薬師寺管主の村上太胤氏をはじめとする総勢6名の僧侶により、「修二会」(通称「花会式」)における声明の実演がおこなわれた。また、続いて法相宗大本山薬師寺執事長の加藤朝胤氏によって解説がおこなわれた。

 修二会は奈良時代に始まり、旧暦の2月末に行われていたことから、そのまま新暦に直して今日では3月末に行われている。この法要のなかで勤まる薬師悔過は、聖武天皇が天平16(744)年に各所において勤めさせたものに基づくという記録が残っている。連行衆の僧侶たちは7日間の参籠を行うなか、薬師如来の前に全ての罪過を悔い改め、国家繁栄、万民豊楽、天下泰平、五穀豊穣、仏法興隆等を祈願し、最終日の夜には法会の結願を飾る「鬼追式」が行われる。

 また、この「花会式」という名称は、嘉承2(1107)年に堀河天皇が皇后の病気の平癒を本尊の薬師如来に祈願し、無事に快復された皇后がお礼として、宮中で造られた10種類の花をお供えされたことに由来する。今日では梅、桃、桜、山吹、椿、牡丹、藤、百合、杜若、菊の10種の花が飾られ、奈良に春を告げる行事として親しまれている。

 6月3日、4日に開催した国際シンポジウム「南都学・北嶺学の世界―法会と仏道―」に続き、この度のセミナーをもって、教学面・実践面の両面にわたる一定の研究成果を得ることができ、今後も諸研究を共に推進していくことを確認しあった。

【文責】アジア仏教文化研究センター

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