研究活動

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2018年度 グループ1ユニットA 第5回学術講演会

報告題目戒律の思想と儀礼文化
開催日時2018年12月15日(土)13:00~16:30
場所龍谷大学大宮学舎清和館3階ホール
参加者26人

■報告者・報告題目:
西谷 功(BARC研究員、泉涌寺学芸員)
「東アジアからみた鎌倉時代の戒律復興運動」

大谷由香(龍谷大学特任講師)
「東大寺戒壇上の塔の改変と日本律宗教学」

■司会:道元徹心(龍谷大学教授)

■主催:龍谷大学世界仏教文化研究センター アジア仏教文化研究センター

【報告の概要】
 最初の西谷氏の報告は鎌倉時代の南都北京の戒律復興運動を同時代の東アジア(南宋)仏教の視点から再考したもので、その将来者である俊芿および泉涌寺僧による教学面のみならず、僧制や儀礼の導入により寺院生活が宋風になることを指摘した。南都諸寺院の戒律復興は泉涌寺流の影響によるものとの新視座を述べられた。
 続いて、大谷氏は東大寺戒壇院に安置される多宝塔が本来は道宣『戒壇図経』に基づく「覆釜形」であることを明らかにし、現塔は覚樹により1140年頃に安置された可能性を示唆された。両報告とも教学のみならず、歴史・文物・文化を東アジア的視座から学際的に検討されることで、新たな戒律(律宗)像を導き出した点は注目される。

【文責】アジア仏教文化研究センター

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